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なるほど!放射線・放射能コラム

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福島県と富岡町の食品検査結果について

放射線被ばく放射線基礎知識

 震災以降、家庭菜園で栽培された自家消費野菜や、野生の山菜・きのこ類などの放射能検査が、福島県と各市町村で実施されてきました。福島県は、県内における自家消費野菜などの放射能検査結果を公表しています。

 令和元年度に測定された食材のうち、放射性セシウムが50ベクレル/kgを超えた食材(基準値は100ベクレル/kg)は、野菜類15,860検体中58検体、果実類4,064検体中136検体、山菜きのこ類5,940検体中1,458検体であり、野菜類の放射能の検出率は0.4%ととても低い一方で、山菜きのこ類の放射能の検出率は24.5%と、事故由来と考えられる放射性物質が検出されやすい傾向にあることがわかります。なお、今年富岡町で採取されたすべての夏野菜からは事故由来の放射性物質は検出されませんでしたが、引き続き、皆さまには富岡町の食品検査場を利用してもらえればと思います。

 長崎大学は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための対策を取り入れながら、皆さんとの放射線と健康に関するリスクコミュニケーション活動を継続していきたいと考えています。

(広報とみおか 令和2年11月号より)

解説者紹介

高村 昇
長崎大学原爆後障害医療研究所 国際保健医療福祉学研究分野・教授

経歴:
1993年3月:
長崎大学医学部卒業
1997年3月:
長崎大学医学部大学院医学研究科卒業
1997年6月-2001年10月:
長崎大学医学部原爆後障害医療研究施設
国際放射線保健部門助手
1999年6月-2000年7月:
世界保健機関本部(スイス・ジュネーブ)
技術アドバイザー(上職のまま)
2001年11月-2003年2月:
長崎大学医学部社会医学講座講師
2003年3月-:
長崎大学医歯薬学総合研究科公衆衛生学分野准教授
2008年4月-:
現職
2010年1月-2010年9月:
世界保健機関本部(WHO)
テクニカルオフィサー(WHO神戸センター、上職のまま)