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なるほど!放射線・放射能コラム

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[よくある質問]福島県は他県に比べて自然放射線量は高い場所?

放射線基礎知識環境放射線量

福島県は他県に比べて自然放射線量は高い場所ですか?

 過去の調査によると福島県の自然放射線量(ラドンの吸入によるものを除く、宇宙、大地からの放射線と食物摂取によって受ける放射線量)は1.04mSv/年となっています。このときの全国平均は0.99mSv/年ですので、平均的といえます。一方、我が国でも、一番高い岐阜県(1.19mSv/年)と一番低い神奈川県(0.81mSv/年)では約1.5倍の差があります。この差は、大地からの放射線が異なるためで、岐阜県で自然放射線量が高いのは、カリウムやウラン、トリウムなど自然放射線量が多い物質を含む花崗岩が地表付近に多いためです。
同様に、福島県内では花崗岩が多く分布している阿武隈山地の線量が高くなっています。

富岡町FAQ-12

参考資料:
放射線科学 Vol.32,No.4,1989
放射線医学総合研究所
参考資料:
原子力2010
資源エネルギー庁
参考資料:
日本の自然放射線 -地質情報データベース-
地質調査総合センター