[よくある質問]放射線被ばくによる健康影響について教えて!

健康管理放射線被ばく

2018年06月29日

放射線被ばくによる健康影響について教えてください

放射線被ばくによる健康影響を考えるとき、最も大切なことはどれくらいの線量を受けたか、つまり被ばく線量を評価することです。

昨年度、長崎大学が実施した、町民の方を対象としての「生活と放射線の健康影響に関するアンケート」の中で、「町で生活することで、放射線被ばくによる健康影響があると思いますか」という問いに対し、67%の方が「ある」もしくは「たぶんある」と回答されました。

広島や長崎の原爆被爆者を対象としたこれまでの調査で、一度に100ミリシーベルトを超える被ばくをすると、がんや白血病になるリスクが上昇し、さらに500ミリシーベルトを超えるような高い線量を一度に被ばくすると、鼻血や脱毛といった急性症状が起きることがわかっています。

一方で、100ミリシーベルトを下回るような被ばく線量では、がんや白血病になるリスクは証明されていません。これは、100ミリシーベルトを下回るような被ばく線量では、リスクが小さすぎて証明することができないためです。

放射線被ばくによる健康影響を考えるとき、最も大切なことはどれくらいの線量を受けたか、つまり被ばく線量を評価することです。普段の生活で、どのくらいの線量を被ばくするかについては、個人線量計を用いることで比較的簡単に測定することができます。身の回りの放射線量や個人の被ばく線量について気になることがありましたら、富岡町役場を通じて長崎大学・富岡町復興推進拠点のスタッフに、お気軽にお問い合わせください。

(広報とみおか 平成30年5月号より)

解説者紹介

高村 昇
長崎大学原爆後障害医療研究所 国際保健医療福祉学研究分野・教授

経歴:
1993年3月:
長崎大学医学部卒業
1997年3月:
長崎大学医学部大学院医学研究科卒業
1997年6月-2001年10月:
長崎大学医学部原爆後障害医療研究施設
国際放射線保健部門助手
1999年6月-2000年7月:
世界保健機関本部(スイス・ジュネーブ)
技術アドバイザー(上職のまま)
2001年11月-2003年2月:
長崎大学医学部社会医学講座講師
2003年3月-:
長崎大学医歯薬学総合研究科公衆衛生学分野准教授
2008年4月-:
現職
2010年1月-2010年9月:
世界保健機関本部(WHO)
テクニカルオフィサー(WHO神戸センター、上職のまま)

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